"健全に射幸心を煽る"ゲーム「ローグライト」、人間の本性を暴く人気ジャンルの魅力とは?

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ローグライトの人気作はたくさんある。すっかりゲームジャンルとして定着したといえる(画像:Steamより)
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ビデオゲームにあまり詳しくなかったとしても、「インディーゲーム」が流行っていることはなんとなくわかっているかもしれない。

インディーゲームとは、独立した個人や小規模チームが制作するゲーム。厳密な定義の話になるとややこしいのだが、大手ゲーム会社とはまた異なるような、さまざまな開発者による個性豊かな作品といえるだろう。

そのインディーゲームのなかにも流行り廃りはあり、いまアツいのが「ローグライト」である。ここ数年は本当に人気で、記事執筆時点もたくさんのローグライトが発売されているほどだ。

ローグライトをたとえるならば「健全に射幸心を煽るようなゲーム」である。中毒性が高いなどと表現されるように、やみつきになるようなゲームといえよう。

ローグライトの代表格といえば「ヴァンサバ」

ローグライトの定番『Vampire Survivors』。2025年の現在もアップデートが続いている(画像:Steamより)

ローグライトとは何かと説明するとなるとかなりややこしいので、先に具体例を見ていこう。このジャンルで大ヒットした有名タイトルといえば『Vampire Survivors』は外せない。

本作においてプレイヤーのすることは、キャラクターを動かしてアイテムを拾うのと、レベルアップ時に装備を選択することくらいである。攻撃は自動で行われるし、回避行動のようなものは存在しない。

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