東京タワー、スカイツリー≪赤・白・青≫ライトアップのトランプ大統領歓迎に、在日アメリカ人たちが嫌悪感を吐露した訳

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もっとも少数ながら、一部の回答者は、このライトアップを訪問する国家元首に対する標準的な儀礼だと見なした。

「これは歓迎のしるし、友好と敬意のしるしだと私は思う。一私人のドナルド・トランプとしてではなく、アメリカ合衆国大統領に対するものだ」と、徳島在住の小説家S.K.は言う。「もし状況が違っていたら、カマラ・ハリス大統領を迎えるためにも同じライトアップが使われたに違いない」。

「私はこれを形式的なものだと見ている。他の要人に対しても同じことをするはずだ。アメリカは日本にとって優遇されている国なのだから、これは祝福であるべきだ」と、東京の技術コンサルタントW.A.は述べる。「そして、そうなのかもしれない。ただ、彼にはそれに値しないと感じるだけだ」。

ライトアップは形式的なもの

「同盟国である日本への訪問として、敬意を表しているのだろう」と、千葉の教師M.B.は言う。「小さな紙の旗を印刷して通りに並べるよりは、害が少ないし、無駄も少ないようだ。実際、これらは電波塔であり、富士山や大仏ではない」。

「このジェスチャーが、他の大統領に対しても行われてきた形式的なものだということは理解している」と、2000年代初頭から日本でツアーミュージシャンをしているM.M.は述べる。「一方で、日本がカナダやヨーロッパ諸国のように、現政権の政策や行動について声を上げる、もっと勇気を示すことを願う」。

次ページ日本は概ね、アメリカに強く言えない
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事