「荷物が少なすぎる」とドラッグ密輸を疑われ"別室送り"…それでも海外旅好きな34歳男性がスーツケースを持たない訳→「身軽さがすべて」な旅哲学

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ただし洗濯の回数は、可能な限り少なくするよう心がけている。洗濯を手洗いで行うのは想像以上に面倒で、移動が続く日程では難しいケースも多い。衣類が乾かないと大変だ。

洗濯
ハンガリーのホテルで洗濯しているときの光景(筆者撮影)
出発時のファッション
出発時のファッション(筆者撮影)

ちなみに出発時のファッションだが、下はスウェット(中にYONEXのハーフパンツをはいた)。上はエアリズム。アウターはワークマンのXShelter。靴はワークマンのハイバウンスウォーク……快適性と機能性を重視したファッションを選んだ。

渡航先の気温等によって「アウターが邪魔だな」と感じたときは、バッグに入れたりバッグの横に結び付けるなど、収納しながら持ち運んでいる。

飛行機の厳しい荷物制限、クリアするための裏技

バックパッカーとして旅する際は「飛行機の荷物制限」に注意している

日本人は知らない方が多いかもしれないが、現在ヨーロッパ諸国では「ラインエアー」や「ウィズエアー」など、LCCの飛行機がリーズナブルな価格で各国を結んでいる。私は2025年、ハンガリー発~ルーマニア着便4480円。ルーマニア発~ポーランド着便4640円。チェコ発~ハンガリー着便5040円……とLCCを使い、かなりお得な価格で移動した(燃油サーチャージなど諸税込み)。

ここで問題になるのがLCCならでは荷物制限だ。例えばウィズエアーの場合、縦40センチ、横30センチ、幅20センチのバッグなら無料で機内に持ち込めるが、それ以外のサイズは追加料金が発生する。飛行機の搭乗口には計測用のボックスが置いてあり、過去に筆者は一度だけ、バッグの大きさを係員に確認されたことがあった。

計測用ボックス
近くにいた空港職員からは「PERFECT」と言われ一安心。ちなみにサイズオーバーしていた場合、5千円ほどの追加料金が発生するようだ。荷物が大きいだけで航空券とほぼ同額の追加料が発生して料金が2倍になってしまうのだから絶対に避けたい(筆者撮影)

もしもの場合に備え、最後に裏技を2つ紹介したい。

1つ目の裏技は「重ね着作戦」。計測されるのはバッグの大きさであり、身体的な部分はノータッチ。いざという時はバッグに入っている衣類を重ね着すれば、バッグの中身を減らすことができる。

2つ目の裏技は「その場で捨てる作戦」。私が持っている衣類は5年以上前に購入したものがほとんどで、穴の開いた服も多い。いつ買い替えようか迷っている私は、現地のホテルで「洗濯するのも面倒だし、いい機会だな」と思い、その場で衣類(インナー)を捨ててきたことがあった。こういった服装で旅すれば、もしもの時も軽量化できる。

ちなみにインフルエンサーのひろゆき氏は自身のYouTube番組で、「ウエストポーチって機内荷物としてカウントされない、っていう謎の状況になっている」と発言していたが、これは私も完全にその通りだと思っている。

リュックを背負った筆者
このリュックと共に数多くの国を旅した。筆者の心強い相棒だ(筆者撮影)
【画像を見る】そりゃスーツケースでは無理だわ⋯。筆者がバッグ1個で旅する理由、バックパッカーのリアルな旅の光景について知りたい方は、ぜひこちらの画像もご覧ください。
過去記事
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佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター

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さとう・だいき / Daiki Sato

生活を回すために自転車のペダルを回して、気が付けば配達件数7800回以上。奨学金約500万円の返済や、人生2回の不当解雇。健康保険証のない状態での大怪我や、資産運用での大失敗など、ジェットコースターのような人生を歩んできた異色のライター。行動力と取材力、打たれ強さに定評がある。1990年生。横浜→東京→埼玉→茨城→神戸。社会に出てから40カ国以上を旅したがTOEICは300点。不当解雇とウーバーの本を出すのが夢。

X:@do69951367

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