ただし洗濯の回数は、可能な限り少なくするよう心がけている。洗濯を手洗いで行うのは想像以上に面倒で、移動が続く日程では難しいケースも多い。衣類が乾かないと大変だ。
ちなみに出発時のファッションだが、下はスウェット(中にYONEXのハーフパンツをはいた)。上はエアリズム。アウターはワークマンのXShelter。靴はワークマンのハイバウンスウォーク……快適性と機能性を重視したファッションを選んだ。
渡航先の気温等によって「アウターが邪魔だな」と感じたときは、バッグに入れたりバッグの横に結び付けるなど、収納しながら持ち運んでいる。
飛行機の厳しい荷物制限、クリアするための裏技
バックパッカーとして旅する際は「飛行機の荷物制限」に注意している。
日本人は知らない方が多いかもしれないが、現在ヨーロッパ諸国では「ラインエアー」や「ウィズエアー」など、LCCの飛行機がリーズナブルな価格で各国を結んでいる。私は2025年、ハンガリー発~ルーマニア着便4480円。ルーマニア発~ポーランド着便4640円。チェコ発~ハンガリー着便5040円……とLCCを使い、かなりお得な価格で移動した(燃油サーチャージなど諸税込み)。
ここで問題になるのがLCCならでは荷物制限だ。例えばウィズエアーの場合、縦40センチ、横30センチ、幅20センチのバッグなら無料で機内に持ち込めるが、それ以外のサイズは追加料金が発生する。飛行機の搭乗口には計測用のボックスが置いてあり、過去に筆者は一度だけ、バッグの大きさを係員に確認されたことがあった。
もしもの場合に備え、最後に裏技を2つ紹介したい。
1つ目の裏技は「重ね着作戦」。計測されるのはバッグの大きさであり、身体的な部分はノータッチ。いざという時はバッグに入っている衣類を重ね着すれば、バッグの中身を減らすことができる。
2つ目の裏技は「その場で捨てる作戦」。私が持っている衣類は5年以上前に購入したものがほとんどで、穴の開いた服も多い。いつ買い替えようか迷っている私は、現地のホテルで「洗濯するのも面倒だし、いい機会だな」と思い、その場で衣類(インナー)を捨ててきたことがあった。こういった服装で旅すれば、もしもの時も軽量化できる。
ちなみにインフルエンサーのひろゆき氏は自身のYouTube番組で、「ウエストポーチって機内荷物としてカウントされない、っていう謎の状況になっている」と発言していたが、これは私も完全にその通りだと思っている。
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