ブリヂストン石橋秀一グローバルCEO、「アメリカでの新車向けトラックタイヤの需要が8月上旬以降、急速に落ち込んでいる」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

米関税措置の影響を打ち返し目標達成を可能にするため「体質を強くする活動をよりアクセラレート(加速)する」と話す。固定費の削減と効率化に向け、テネシー州のトラック・バス向けタイヤ工場など老朽設備の統合を進めるという。

ファイアストンに活路

また、ブリヂストンは米国で長年展開してきた「ファイアストン」ブランドにも活路をみいだしている。石橋氏は同ブランドの再生を「チャンスに変えたい」と語る。第2四半期以降、乗用車やトラック向けのファイアストンタイヤの販売は、新製品の投入を追い風に増加しており、この傾向は来年も続く見込みだという。

安価な中国製タイヤが市場を席巻するブラジル市場については、今期中に黒字化を達成する方針を改めて示した。業績改善が進む欧州では、来期には調整後営業利益率6-7%の達成を目標としているという。

長期的な目標値は変わっていないという石橋氏。ただ、米関税措置など市場環境の変化を踏まえると、30年に営業利益率15%を達成するという目標について「本当にフィージブル(実現可能)かどうかというのはまた別の問題だ」と語った。

著者:佐々木礼奈

ブルームバーグ
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事