【4000万円スタートの超高級車を売るためのブランド戦略】唯一無二の顧客体験がラグジュアリーブランド「ロールス・ロイス」成功の秘訣

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ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者のクリス・ブラウンリッジSEO
ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者のクリス・ブラウンリッジ氏(写真:ロールス・ロイス・モーター・カーズ)

最新デザインの導入をうたう「ロールス・ロイス・モーター・カーズ大阪」が2025年10月3日、移転オープンした。そのタイミングで、英国本社からクリス・ブラウンリッジCEOが来日した。

価格は4000万円から(選ぶオプションで実際の価格はそれを上まわる)というロールス・ロイス車だが、販売は好調に推移しているという。世界でもっとも高価なブランドの代表格ともいえるロールス・ロイス。このご時世に「成功している」と胸をはって言える理由はどこにあるのだろう。

【写真】移転拡張オープンした「ロールス・ロイス・モーター・カーズ 大阪」と、世界に10台しか存在しない「ファントム・シンティラ」(28枚)

ロールス・ロイス成功の理由

BMW UKのCEOを務めたあと、2023年10月にロールス・ロイス・モーター・カーズの最高経営責任者に就任したブラウンリッジCEOに質問する機会を得た。

「たんに販売台数を伸ばそうというのでなく、顧客満足度を高めることを旨とするビジネスが奏功していると思っています」。まず東京は丸の内のホテルの一室でのインタビュー。その場でブラウンリッジCEOは、ビジネスの方針について語った。

ロールス・ロイスは2018年にSUVの「カリナン」、続いて2023年には、バッテリー駆動のクーペ「スペクター」を発表。新しい時代へと向かっている。それを踏まえて、今後はどのようなラインナップを考えているのだろう。スペクターのようなBEVに集中していく可能性はあるのか?

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