反日感情に関する報道もあったが…中国の大型連休「国慶節」、海外旅行先の《人気1位は日本》に!中国人観光客に「日本の魅力・欠点」を聞いてみた

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YさんとLさんはこの光景を見て、今回の日本旅行が実り多いものだと感じた。日本の伝統文化に触れながら、国慶節ならではの特別な雰囲気を存分に味わうことができたのだ。

筆者はふと思い出したことがある。

中国の「抗日戦争勝利記念日」の9月3日を前に、在中国日本大使館は在留邦人に対し、「周囲に聞こえる声量で日本語を話すのは極力控えるように」と注意を促した。

しかし、中国人観光客は国慶節に日本の街中で、大声で国歌を歌える。この対比が心に残った。

旅行で感じた日本の「不便な点」とは?

コロナ後、外国人観光客の間では、「日本の街には座る場所が少ない」という声がよく聞かれる。

東京の街中はヨーロッパやアメリカの都市に比べて、自由に座れる場所が少ない。公園やカフェをうまく利用しなければ、観光客は「休みたくても休めない」と感じてしまいがちだ。観光客の視点からすれば、ベンチの少なさが「休憩しづらい都市」という印象につながる。

先月、東京を個人旅行していた知り合いの中国人大学生のSさんが、日本の道に慣れないまま歩き回っているうちに、いつの間にか2時間が経っていた。ようやく駅にたどり着いたものの、疲労困憊で駅の階段に腰を下ろした。

すると、怒った様子の日本人が近づき、「お前、何をしているんだ。ここに勝手に座ってはいけない」と叱られ、「私はマナー違反のつもりはなかった……」、Sさんは非常に気まずい思いをした。

先述のYさんとLさんは、街を歩いて疲れた時はマクドナルドでひと休みするらしい。日本のマクドナルドでは、コーヒーとハンバーガーがそれぞれ100円代で購入でき、中国よりも安いそうだ。

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