日立製作所、オープンAIとデータセンターで提携…アルトマンCEOと東京で合意書

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合意文書を取り交わす日立製作所の徳永俊昭社長(右)とオープンAIのサム・アルトマンCEO(2日、東京都内で)

日立製作所は2日、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を手がける米オープンAIと、データセンター(DC)分野で提携することで基本合意した。オープンAIが投資を拡大しているDC向けに送配電設備を提供するほか、生成AIを活用した先端技術の共同開発を進める。

日立の徳永俊昭社長とオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が同日、都内で会談し、合意書を取り交わした。

オープンAIは、AIを開発・運用する基盤となるDCへの投資を進めている。巨大な電力を消費するDC向けの需要で、変圧器が世界的に不足しており、生産能力の増強を進めている日立子会社の日立エナジーが供給を担う。

人間が詳細な指示をしなくても、自律的に業務をこなす次世代技術「AIエージェント」の共同開発でも、両社は協力する。オープンAIが生成AIの基盤技術「大規模言語モデル(LLM)」を提供する。日立は、AIを活用したインフラ(社会基盤)などの保守・運用サービスにも強みがある。

日立は今回の提携で、機器の販売・運用と、次世代技術の開発の両面で利点があると判断した模様だ。

オープンAIは、日立のほかにも、ソフトバンクグループやNTTデータグループ、韓国のサムスン電子やSKハイニックスなど、幅広い企業と提携して技術開発や半導体調達などを進めている。

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