天然木の家に「今はひとり」42歳起業家の暮らし。「人が好き」、でも家族・夫婦の枠組みは「息苦しい」【再配信】

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自宅風景
厚労省の調査によると、2023年の「ひとり暮らし」世帯は全体の34%を占め、統計開始以来、過去最多に(写真:大澤誠撮影)
「ひとり暮らし」をする人の自宅でインタビューし、暮らしぶりや心のうちをひもとく本連載が書籍『だから、ひとり暮らし』になりました。書籍化を記念し、人気のあった記事を再配信します。
*本記事は2024年7月の記事の再配信です。

東京で別荘暮らし?天然木の一軒家

東京で訪問看護や飲食関連の企業を経営する糟谷明範さんは、京王線沿線の多摩エリアにある一軒家で、ひとり暮らしをしている。駅から10分ほどの場所、住宅地のなかにある洗練されたログハウスが糟谷さんの自宅だ。

だから、ひとり暮らし
『だから、ひとり暮らし』が本になりました!(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

家に入ると漂う新鮮な木の香り。モノが少ないリビングの一角には、薪ストーブが置かれている。周囲からの視線を遮る庭木の配置が絶秒だ。吹き抜けの空間を通して木漏れ日が屋内に降り注ぐ。

先ほどまで都会の喧噪の中にいたことを遠くに感じる。

「ログハウスを建てるのは、前のパートナーの希望でした。長野出身で、彼女自身がこういった天然木の家で育ったこともあって、東京でも同じような家に住みたがったのです。そこで彼女の実家と同じハウスブランドに依頼し“東京のログハウス”を建てました。

その結婚生活は2年で破綻して、彼女は出ていってしまったのですが……。僕は今でもこの家を気に入っています」(糟谷さん 以下の発言すべて)。

ログハウスの外観
グレイ系の色合いが洗練されたビンテージ感を醸すログハウス(写真:大澤誠撮影)
【画像22枚】心地よい雰囲気が漂う"ログハウス"でのひとり暮らし
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