「東京中古マンション投資」で失敗しがちな人のNG思考2つ――「住みたい家」より重視したい「視点」とは?

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マンション室内のイメージ
「自分が住みたい家」が、収益性の高い「貸せる家」とは限りません(写真:8x10/PIXTA)
マンション価格の高騰が話題になる一方で、実は「東京の中古マンション市場」には、まだ大きな投資のチャンスが眠っています。給与だけに頼らない将来設計や資産形成の手段として、不動産投資に関心を持つ人は増えていますが、成功のカギは「正しい知識」と「冷静な判断」にあります。
90戸の投資用不動産を所有し、数多くの投資家をサポートしてきた天田浩平氏の新刊『東京〈中古〉マンション投資の教科書』から、一部抜粋・転載して紹介します。

「貸せる家」を選ぶこと

投資用マンション選びで、初心者が誤解しやすい罠があります。それは、「自分が住みたい家」という基準で物件を判断してしまうことです。

「日当たりの良い南向きの部屋がいい」

「キッチンは広くて、コンロが2口ないと料理がしづらい」

「大通り沿いは騒音が気になるから避けたい」

マイホームを探すのであれば、その気持ちは非常によく分かります。しかし、忘れてはならないのが、投資用マンションに住むのは自分自身ではないということです。

投資物件を購入する人の個人的な好みや価値観は、投資の成功とは何の関係もありません。むしろ、それが足かせとなり、本当に収益性の高い優良物件を見逃す原因にもなり得ます。

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