「収納が多いほど片付く」は大間違い? 築35年の賃貸マンション"押し入れ1つ"で暮らす40代夫婦が実践、ふすまを外した《見せる収納法》

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押し入れのふすまを外している様子
ふすまを外して押し入れを「見せる収納」にしたことで感じた“暮らしの変化”とは…?(筆者撮影)
築35年の賃貸マンションでの夫婦2人暮らしや、日々の気づき、心動かされた瞬間を動画発信している深尾双葉さん。かつては古道具屋を営み「物を集めることが大好きだった」という彼女は、能登半島震災、そして40代に入ったことを経て、物との向き合い方が変わってきたと言います。
お気に入りを集めることに夢中だった日々から、余白を楽しむ暮らしへ。40代で始めた「手放し」を通して得られた価値観や考えは、これからの人生を楽しむための唯一無二の財産になったそう。
本記事は深尾さんの著書『ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う“一生もの”の暮らし』より一部抜粋・再編集してお届けします。

今の家は古いマンションなので、大きな収納は和室の押し入れ1つだけ。押し入れを収納スペースとして使うために、入居時には便利な収納グッズを買いました。空間を存分に活用しようと、サイズを細かく測って、上の段に半透明の引き出し式の収納ケースを、下の段にはキャスター付きで引き出せる収納ラックを設置。この中に物をきちんと収めれば、部屋がきれいに片付くと信じていました。

収納は多ければいい?その落とし穴

以前は、収納場所は多ければ多いほど良いと思っていました。家を探す時や建てる時に重要視するポイントとして、「収納がたくさんあること」という意見もよく聞きます。実際、収納できるスペースが多ければ、たくさんの物を整理整頓してしまうことができて、外に出しっぱなしにならず部屋はいつもきれいなままのはずです。

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