「収納が多いほど片付く」は大間違い? 築35年の賃貸マンション"押し入れ1つ"で暮らす40代夫婦が実践、ふすまを外した《見せる収納法》

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押し入れに白い段ボールを並べている様子
白い段ボールは情報量の少なさに加えて、リサイクルできる点も魅力。虫対策として、使う前にアルコールや防虫スプレーを全体にかければOK(撮影:メグミ)

選ぶコツは邪魔しないデザインとリサイクル可能か

箱の中には、ティッシュやトイレットペーパー、スポンジなどの台所用品や消耗品、洗剤、洗面用品など、あらゆる日用品のストックを収納しています。他にはカメラのレンズなどの仕事にまつわる道具を買った時の箱も残しています。すべて残すのではなく、頻繁に上位機種が出る物のみ、手放す際に必要な箱を取っておきます。発送に必要な梱包資材も一緒に保管しています。段ボール収納は虫の発生を不安に感じる方がいらっしゃると思いますが、使う前にアルコールや防虫スプレーを全体にかけることで、一度も虫は出ていません。

アルミコンテナはwanderoutの製品です。アウトドア用品でありながら、静謐な空気を感じさせるところが好みです。サイズは2種類あり、大小どちらも重宝しています。細かな傷も気にせず気兼ねなく使えるところも気に入っています。

なかには食料のストックと災害時の備蓄品を入れています。能登半島地震の後に食料の備蓄を見直して、数と種類を増やしましたが、コンテナの容量が大きいので、すべて余裕を持って収まっています。水やその他の飲料は重量があるので、頻繁に動かさない下の段に収納しています。

アルミコンテナの中身
wanderout社のアルミコンテナには、災害時の備蓄品も兼ねた食料のストックを収納(撮影:メグミ)

この収納方法を選んだ理由は2つ。

1つは、ふすまを外してオープンな空間にするなら、できるだけ目から入る情報は少なくしたいと考えたこと。

もう1つは、長く使えるか、あるいはリサイクルが可能かどうかということです。

手放すことにした収納用品は引き継ぎ手が見つからず、結果としてほとんどが廃棄処分となり、たくさんのゴミを生み出してしまったことが、唯一の反省点です。

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