「収納が多いほど片付く」は大間違い? 築35年の賃貸マンション"押し入れ1つ"で暮らす40代夫婦が実践、ふすまを外した《見せる収納法》

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物を手放してすっきりした和室
物を手放してすっきりした和室では、花を生け、障子を閉めて光を抑えめにして即席の床の間空間を楽しんでいる(撮影:メグミ)

生活感が出ない、おすすめの収納道具

収納ケースは、それまでのように隠しておく分にはいいのですが、オープンな状態で置くと、やはり生活感が全面に出てしまうもの。それを毎日眺めて暮らすよりも、多少不便だとしても、自分にとって美しいと思える状態にしようと決めました。

押し入れというのはどう頑張っても素敵に見せることは難しい場所。もともとが見せることを前提として作られていないからです。

それならばむしろ、余計な工夫は加えず、素っ気なさすら感じさせるシンプルな状態にした方が自分好みになると考えました。デザインが気に入っていなかった引き出し式の収納ケースやキャスター付きの収納ラックは、残念ながら一部を残して処分しました。

代わりに購入したのは、白い段ボールボックスとアウトドア用アルミコンテナです。

白い段ボールは、無機質な印象の箱が整然と並ぶ姿が好みです。何も印刷されていない白色だと、一般的な茶色の物に比べて引っ越し感も出ません。収納用品が並んでいるより、白い段ボールが並んでいる方が私は美しく感じます。便利だけれど好きではない物を毎日眺めて暮らすのか、ほんの少しの不便さを感じても好きな物を眺めて暮らすのか。私は後者を優先させました。

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