「収納が多いほど片付く」は大間違い? 築35年の賃貸マンション"押し入れ1つ"で暮らす40代夫婦が実践、ふすまを外した《見せる収納法》
段ボールはアルミケースほどの耐久性はありませんが、古紙リサイクルに出せることからも選んでいます。賃貸暮らしの自分たちには、段ボールやアルミコンテナだと次の住まいにもそのまま運べるので、この収納が理に適っています。
収納場所にあえて「余白」を作る
すべての物を出した押し入れはほんとうにすっきりとしていて、引っ越してきた当初の何もなかった部屋の清々しさを思い出させてくれました。
収納用品はあればあるほど、物を次々と入れたくなって、入れてしまえば見たくなくなる。そんな悪い流れを断ち切るためにも、一度、何もない状態を目にすることは、自分の今までの思考を変え、そのあとの手放しを加速させる大きなきっかけにもなったと思います。

現在の押し入れは、上下とも7割ほどが埋まっている状態です。以前なら少しでも空いていれば何か別の収納用品を買ってきて、無駄なく隙間を埋めていたと思います。隙間を活用するということに喜びを感じていました。
今は段ボール収納の前の空いているスペースを、カウンターテーブル代わりに使って本を読んだり、お茶を飲んだり、仕事場所にしたり。ふすまを閉めたまま存在自体を無くしたいと思っていた場所が、多目的に楽しめる場所へと変わりました。
ちなみにアルミコンテナは、テーブル代わりにも使えます。和室に2つ並べると角ちゃぶ台ほどのサイズになり、タコ焼きを焼いたり、鍋をしたりと、もう1つの食卓が生まれます。
天気の良い日はベランダに持っていって、まるでキャンプのように食事を楽しむことも。リビングのテーブル横に重ねて置けば、サイドテーブルにもなります。いつもとは気分を変えて食事を楽しむために活躍してくれています。

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