〈池袋で大激戦〉ヤマダデンキの旗艦店が大幅リニューアル、4カ月にわたる大改装の中身は? 同エリア進出予定のヨドバシカメラと真っ向勝負へ
理美容家電を試用できるパウダールームの設置のほか、2019年に買収した大塚家具のノウハウを生かして家具とセットのモデルルームを充実させた。11畳の広さのモデルルームでは100インチのテレビを設置し、音響機器や家具も取り入れて来店客が家電を部屋に置いた時をイメージできるように工夫した。
主力の家電は取扱数を改装以前と比べて1.5倍に増加。白物、テレビ、理美容、オーディオといった家電をはじめとして、玩具や時計、医薬品まで多岐にわたる。これらの商品群をフロアごとに余すことなく展示した。
ヨドバシカメラとの激闘
今回の大型改装のきっかけは競合であるヨドバシカメラの池袋進出だ。ヨドバシはカメラ量販店が発祥で、ターミナル駅近くに出店する。土地を自前で取得して出店する戦略をとり、自社EC「ヨドバシ・ドット・コム」も育成してきた。業界4位ながら経常利益率は8%(2024年3月期)と他社をしのぐ収益性の高さを誇る。
池袋駅東口にはビックカメラの店舗もあり、家電量販店の競争は激化の一途をたどっている。山田会長は「互いに魅力ある店を作れば(池袋が)元気な電気街になる」と述べる。ヤマダが郊外型店舗で培ったノウハウが、池袋の顧客層にどこまで響くかが注目される。
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