5.6mmの薄さ「iPhone Air」徹底レビュー!19日発売、税込み15万9800円~。写真を撮ったり、折り曲げようとしてみたり…実際に使った"正直な感想"

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すると驚くべきことに、iPhone Airは、表裏のセラミックシールド、そしてチタンフレームもろとも、結構曲がる。曲がると言うよりは「しなる」といった方が正確かもしれない。

そして、しなるということは、力を緩めれば、元に戻る。これを机面においてみても、ガタガタせず、きちんとフラットな状態に戻っていた。

Apple Parkで、計測機材を使った曲げの実験を見たが、その際には機械で60kgの荷重をかけてしならせても、元通りフラットな状態に戻っていた。

もちろん、気をつけるに越したことはないが、薄型と堅牢性を両立させるエンジニアリングを目のあたりにした。

ちなみに、薄型化のための工夫として問題となるのがUSB-Cポート。既存の調達可能なポートでは、5.6mmの薄型ボディにおさまらなかったため、粉状にしたチタンを3Dプリントして、USB-Cポートのパーツを製造したそうだ。

この製造方法はApple Watch Ultra 3のチタンボディと同じテクニックが用いられており、金属の3Dプリンターによる製造という、新しいものづくりが取り入れられている点も、薄型へのこだわりを感じる。

懸念されるバッテリーライフは?

iPhone Air
iPhone Air本体のバッテリーでも問題ないが、MagSafeバッテリーも用意され、本体のバッテリーを65%延ばすことができる。iPhone Airにはワイヤレス充電で7.5Wワイヤレス充電される他、MagSafeバッテリーにUSB-Cケーブルを挿せば、本体とバッテリーの双方を充電できる(筆者撮影)

さて、冒頭で、スマホに求められる二大機能である「バッテリー」と「カメラ」がそぎ落とされている点を指摘した。ではiPhone Airは普段使う上で、これらの機能が問題になるのか、を試してきた。

結論から言えば、2024年までのiPhoneとなんら変わらぬ使い勝手を維持していた。

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