5.6mmの薄さ「iPhone Air」徹底レビュー!19日発売、税込み15万9800円~。写真を撮ったり、折り曲げようとしてみたり…実際に使った"正直な感想"
すると驚くべきことに、iPhone Airは、表裏のセラミックシールド、そしてチタンフレームもろとも、結構曲がる。曲がると言うよりは「しなる」といった方が正確かもしれない。
そして、しなるということは、力を緩めれば、元に戻る。これを机面においてみても、ガタガタせず、きちんとフラットな状態に戻っていた。
Apple Parkで、計測機材を使った曲げの実験を見たが、その際には機械で60kgの荷重をかけてしならせても、元通りフラットな状態に戻っていた。
もちろん、気をつけるに越したことはないが、薄型と堅牢性を両立させるエンジニアリングを目のあたりにした。
ちなみに、薄型化のための工夫として問題となるのがUSB-Cポート。既存の調達可能なポートでは、5.6mmの薄型ボディにおさまらなかったため、粉状にしたチタンを3Dプリントして、USB-Cポートのパーツを製造したそうだ。
この製造方法はApple Watch Ultra 3のチタンボディと同じテクニックが用いられており、金属の3Dプリンターによる製造という、新しいものづくりが取り入れられている点も、薄型へのこだわりを感じる。
懸念されるバッテリーライフは?

さて、冒頭で、スマホに求められる二大機能である「バッテリー」と「カメラ」がそぎ落とされている点を指摘した。ではiPhone Airは普段使う上で、これらの機能が問題になるのか、を試してきた。
結論から言えば、2024年までのiPhoneとなんら変わらぬ使い勝手を維持していた。
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