
宮崎の新名物「辛麺」
近年、その知名度が高まりつつある宮崎の新名物「辛麺」。大手メーカーもインスタントの辛麺を販売していたり、県外でも提供する店が増えていたりすることから、宮崎で辛麺を食べたことがなくても、その存在を知っている人は多いのではないだろうか。
辛麺は宮崎県の北部にある延岡市が発祥とされ、2000年代後半から2010年代にかけて宮崎県内に広まっていった印象だ。
現在では延岡市のみならず、宮崎県内のあちこちに辛麺の店が展開されており、その特色もさまざまではあるものの、通称「こんにゃく麺」と呼ばれる蕎麦粉と小麦粉を配合した麺に唐辛子の効いたスープ、溶き卵とニラ、ひき肉、刻みにんにくを具材としたものが一般的だといえるだろう。
現在は家族連れが訪れやすいロードサイドの店舗が多いが、かつては繁華街の一角で営業している場合が多く、筆者も飲みの締めや夜の街でのバイト帰りによく寄っていたことを覚えている。
そして、宮崎の“辛麺界”を絶えずリードしてきたのが、今回取り上げる「辛麺屋桝元」である。辛麺の元祖ともいわれ、「辛いッ! だけど旨いッ!」をコンセプトに、県外にも多店舗展開しながらも県民に愛されている店だ。
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