「辛いッ!だけど旨いッ!」宮崎《辛麺》ブームをリードしてきた「元祖店」が誇る"31段階の辛さと麺4種類"カスタマイズ力の凄み

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たっぷりの具材の下には麺が泳ぐ。通称“こんにゃく麺”というだけあり、見た目も確かに糸こんにゃくのよう。冷麺の麺を想像してもらうと、その見た目は近いかもしれない。

もっちりというより、むっちりとした歯ごたえがどうにもクセになる。噛みごたえがあるため、口の中の滞在時間が長く、スープと具材、麺が渾然一体となったおいしさをじっくりと感じられる。

辛麺屋桝元
スープとしっかり絡む(筆者撮影)

具材の存在感も負けてはいない。ふわふわの卵は、スープの唐辛子をしっかりとまとって舌を刺激してくる。ニラはシャキシャキとした食感と独特の風味がアクセントとなって、飽きることなく箸が進む。ひき肉はごろりとしていて、食べ応えがあるサイズ。噛み締めると脂の甘さが広がり、辛さの中で一服の清涼剤となってくれるのがうれしい。

辛麺屋桝元
具材はごはんの上に乗せてもおいしい(筆者撮影)

ホクホクとした食感が楽しめる粗みじんのにんにく

特筆すべきは、たっぷりのにんにく。粗みじん切りほどのサイズのにんにくが、すくってもすくっても出てくる。小さすぎないのでホクホクとした食感も楽しめて、にんにく好きにはたまらない。

不思議とそんなに匂いは気にならないように感じたが、食後に予定がある場合などは「少なめ」や「なし」で注文すると良いだろう。190円(税込)でトッピングとして追加することもできるので、お好きな方にはぜひ“追いにんにく”をおすすめする。

辛麺屋桝元
エンドレスに出てくるにんにくがうれしい(筆者撮影)

そして、ちょうど良い箸休めとなるのがなんこつだ。箸で持ち上げると落ちてしまうほどにとろとろに煮込まれ、口に含んだ瞬間ほどけて消えていく。さっぱりとしたポン酢タレが、なんこつの甘さを引き立てて、炎上している口腔内をすみやかに鎮火してくれる。

なんこつそのものの味わいはあっさりとしているため、スープに浸して食べてもおいしい(実際にトッピングのメニューのひとつに「なんこつ」(240円税込)がある)。

辛麺屋桝元 なんこつ
「なんこつ」はまさに“骨抜き”にされるうまさ!(筆者撮影)
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