「課金しないとどうなるかな」→「バカだった…」と激しく後悔 ジャングリアに「ファストパスなし」で参加した男の哀れな末路
ちなみに、2000円かかる園内駐車場のチケットも予約していなかったので、車で20分ほどのイオン名護店の屋上駐車場まで戻らないといけないのも辛かった。しかも、その送迎バスを待っている間、ゲリラ豪雨にやられて泣いた。これが、課金しなかった人間への罰か……待ち時間で読んだネット記事の森岡毅氏の笑顔に、ひとりそんなことを呟いた。


まあ、筆者のケースはやや特殊かもしれないし、「お前が悪い」と言われればそうなのだが、いずれにしても、国内大型テーマパークの多くが、少々あけすけに言えば「よりよい体験をしたい人には多くお金を払ってもらう」という方針に変化しているのは間違いないだろう。
その意味で、前編で述べた富士急ハイランドの戦略は、昨今のテーマパークの戦略の王道に則っているともいえるのだ。
課金至上主義は悪か?
では、こうした富士急ハイランドの戦略はどのように転ぶのだろうか。ほかのテーマパークの事情を基に考えてみたい。
こうした「課金至上主義」ともいえる施策に対しては、「貧乏人が排除されているのではないか」という意見も出がちである。筆者は本サイトで東京ディズニーリゾートのチケット値上げについての原稿を何度か書いているが、その記事へのコメントでもよく見受けられる。
一方、肯定するにせよ否定するにせよ、私たちの世界が「お金」で回っていることは現実であり、そうである以上、「より多くお金を払った人が効果的な体験をできる」方向にシフトしていくのは、営利企業としては当然である。
また、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドはこのような批判がある中でも、2期連続で過去最高益を達成している。
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