「おじさん×ダンス」で採用激増 Z世代の支持を集めた警備会社の常識破りなアイデア

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大京警備保障は、「おじさん×ダンス」というアイデアで話題を作りました。これは予算がなくてもアイデアがあれば、知名度を上げられる良い事例だと思います。

会社のトップこそ、知名度を上げろ!

知名度は、社長にも個人事業主にも学生さんにも、めちゃくちゃ有効です。

社長は、読んで字の通り「会社」の「長」です。会社の顔であり、社員を引っ張らなければいけない存在です。

僕も起業するまでいろいろありましたが、社長には起業するにいたった背景や動機、情熱が必ずあるはずです。つまり、社長にはストーリーがあるんです。

後継者として社長になった人であっても、その地位に上りつめるまでのドラマがないわけがありません。

個人事業主の方も、なぜフリーランスとしてその仕事を選んだのか、きっとあなたにしか分からないこだわりや、あなたにしかできないことがあるからだと思います。

こんな魅力的な素材を持っているのに、伝えないなんてあまりにももったいない。

ちなみに、みなさんは同じスペックのAとBの商品があるなら、どういう基準で選んでいますか?

見たことも聞いたこともない商品を買いますか?

知っているブランドを買うことが多いのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、いまの世の中は、モノがあふれすぎていて、良いものを作れば必ずしも売れる時代ではなくなりました。

むしろ、性能や味が他社に劣っていたとしても、世の中で目立っているモノやエッジがあるモノの方が売れてしまうことだってあります。

僕はよく、

いまの時代、差別化は知名度しかない

と断言しています。差別化できるストーリーを発信できるのは、本人しかいません。社長や個人事業主の方が、知名度を上げない理由がどこにありますか?

ものすごく面白いバックグラウンドがあるにもかかわらず、何も発信しなければまさに宝の持ち腐れ。ほかの誰とも似ていない自分だけの体験を、自ら表現することで説得力が生まれます。

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