近鉄2610系、「長距離駆ける一般車両」の半世紀 大阪線・名古屋線の急行用、当初はクロスシート車

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近鉄は6月、2026年1月から大阪線・名古屋線系統(大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線)に新型一般車両「1A系」を導入すると発表した。名古屋線に新型車両が登場するのは1997年の5800系以来、29年ぶりとなる。

1A系は2024年10月に奈良線・京都線系統へ投入した「8A系」と同様に最新のL/Cシートを備える。ただ車体色は8A系が赤と白のカラーリングなのに対し、1A系は青と白の塗り分けとする。バリアフリー対応のトイレも設ける。

【写真】大阪線系統・名古屋線系統に登場する「新型一般車両」はどんな外観?

大阪線・名古屋線も世代交代

2025年度は大阪線系統に4両編成2本、名古屋線系統は4両編成3本を導入する。2026年度は名古屋線系統に3両編成の「1B系」3本がデビューする予定だ。

近鉄2610 正面
正面から見た2610系。表示は「快速急行宇治山田行き」(記者撮影)

久々となる新型一般車両の登場は、半世紀以上にわたって駆け抜けてきた古参の長距離ランナーたちの陣容にも影響を与えそうだ。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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