「美しさを保つにはやめられない」 三原じゅん子大臣が国会を抜け出してでも受けたかった"たるみ・しわ美容医療"とは?
私も目元のしわなんて10年前はほとんど気にしていなかったのに、最近では抜群の笑顔で写ったはずの自分の写真を見て、くしゃくしゃの目尻にギョッとすることがある。
投資と反比例するように増え続ける肌へのコンプレックスを手軽に解消できるのであれば、特段に秀でた美意識がなくとも、美容施術に踏み切ることは容易い。
本当に効いているのかよく分からない高額のアンチエイジング化粧水を使い続けるよりも、ヒアルロン酸注射やハイフを受けた方が、自身の納得のいく肌を手軽に手に入れられるのかもしれないのだから。
美容施術は“非日常な行為”ではなくなりつつある
かつて「プチ整形」という言葉は少しの悪意を内包し、批判的な文脈で用いられることが多かった。メス使用の有無を問わず、非難されることが多かった美容施術。しかし、今回参考にした調査結果からも分かるように、美容施術はもはや“非日常な行為”ではなくなりつつあるのだ。
実際に、近年では著名なモデルやインフルエンサーたちが、当たり前のように美容施術の体験談をSNSに投稿している。
冒頭で取り上げた三原じゅん子氏の一件をめぐって、SNSではさまざまな意見が飛び交っていた。なかには「美容整形なんて醜悪な奴だけがやる行為」「美容整形自体がクソ」など、美容施術そのものを批判する声も見られた。
しかし、今回の一件で問題視すべきはあくまで“議員としての三原じゅん子氏の振る舞い”であり、美容施術の存在意義を咎めるのは怒りの矛先がズレているように思う。
肌の年齢サインが気になる私も、今後は少しずつ美容施術にお世話になろうと考えている。自己満足の行為であることは重々承知していても、こうした一件をもって、美容施術を受けること自体を非難されてしまうと、少しばかり胸がつかえてしまう。
同じような感覚を覚えるのは、きっと私だけではないはずだ。
今後は美容施術という選択肢が、より多くの世代・より多様な人々に受け入れられる世の中になることを、切に願う。もちろん、美容を優先するあまり、自身の社会的責任を放棄することがあってはならないのだが。
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