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「整形沼」にハマる人の悲鳴が後を絶たない理由 知らぬ間に膨らむ支払額、落とし穴はどこに?

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二重瞼を指差す女性
二重まぶたの施術は身近な美容医療だ(写真:PIXTA)

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日本各地で深刻化している医師不足。しかし、日本国内の医師数は増え続けている。いったい何が起きているのか。本特集では、医師不足をはじめとした診療現場を取り巻く現実、その一方で盛り上がりを見せる美容医療、さらに医学部の最新事情を取り上げる。

21万2064円──。2023年に美容医療を利用した女性が1年間で施術に使った費用の平均額だ。美容医療の広がりにつれ、その支払額も増えている。また男性の利用者も急増しており、その平均額は13万1744円だ(いずれもリクルート調べ)。

同じ調査によると、過去3年以内に美容内科・美容皮膚科・美容外科で受けた施術として、半数の人が美肌・シミ対策などの治療を挙げた。これらは照射や注入、内服薬など「切らない施術」である。

大学生でも手が届く金額に落とし穴

一方、若い世代にとって美容医療の入り口になるのは二重まぶたへの整形手術だ。ネットでは、両目で4800円というキャンペーンも見かけるが、平均的には両目で4万円前後からで大学生でも手が届く金額だ。

ただし、ここに落とし穴がある。二重まぶたの施術はピンからキリまで。高いものは50万円を超える。

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