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医学部の"序列"が変化、「ダブル合格者」の進学先 私立「新御三家」は慶応・慈恵・順天堂

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合格通知書と桜の花
(写真:stpure / PIXTA)

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日本各地で深刻化している医師不足。しかし、日本国内の医師数は増え続けている。いったい何が起きているのか。本特集では、医師不足をはじめとした診療現場を取り巻く現実、その一方で盛り上がりを見せる美容医療、さらに医学部の最新事情を取り上げる。

医学部には歴史的な経緯に基づいた序列がある。医学部関係者の間でいつも話題になるわけではないが、教授選考や国の科学研究費(科研費)の獲得、国からの予算配分などでは意識される事柄でもある。

頂点は旧帝国大学の7校

ヒエラルキーの頂点にあるのは東京大学を筆頭とする7つの旧帝国大学(東大、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学)で、今も医学界に強い影響力を持っている。

次に位置するのは、慶応大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学のいわゆる私立「御三家」。帝大が研究者の育成を目的にしていたのに対し、これら私立の医学部は臨床医の育成を目的に設立された。大正期から旧制の医科大としての歴史があり、OB・OGのネットワークも強い。

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