「美しさを保つにはやめられない」 三原じゅん子大臣が国会を抜け出してでも受けたかった"たるみ・しわ美容医療"とは?
「顔が動かない。やっちまった……」と語る通り、表情筋の動きを制限するボトックスによって表情が不自然になるという現象はまれに起きる。
とはいえ、ボトックスやヒアルロン酸注入は失敗しても放っておけば数カ月でその効果が失われ、元の顔に戻る。「失敗した」と思うことはあっても、取り返しがつかない事態にまではならないというのも売りのひとつだ。
注意しなければいけないのは、本人がその不自然さに気づかなくなってしまうケース。梨花さんは自身で異変に気付いたようだが、美容医療を繰り返す人の中には、本人がそうした異変に目を向けなくなってしまうことも珍しくない。あなたの身の回りにも、表情が固まって能面みたいに見える……という人がいるかもしれない。
美しさを保つには継続的にクリニックに通う必要がある
これらはいずれも“一度やったら終わり”というものではなく、基本的には数カ月おきの定期ケアが必要とされる美容施術である。
美容施術に留まらず、脱毛や歯のホワイトニングなど、定期通いが必要な美容ケアは増えている。
一度始めたら、その美しさを保つために継続的にクリニックに通う必要があるのだ。これらの美容ケア経験者の中には、そうした“美への執着心”を理解できる人も多いのではないだろうか。
私の体感として、アンチエイジング世代の女性は特にその想いや熱意が強いように思える。
実際に私の周りでも、『北海道に転勤した後も、都内で契約済みの美肌ケア治療の残回数消化のために2カ月に1度帰京する30代後半の友人』や『格安美容施術を受けるために、3カ月に1度渡韓する40代の知人』などがいる。
三原じゅん子氏にもこの“美への執着心”があるのだろうか。国会中にもかかわらず己の定期美容ケアを優先してしまう心理の背景が見えてくる。
そうした美へのこだわりは表に立つ人たちだけのものではなくなってきている。前述した友人たちのように、一般人もそうした美への執着心を持っているのだ。
これらはデータでも示されている。
株式会社リクルートの『ホットペッパービューティーアカデミー』がおこなった『15~69歳男女の美容医療意識やクリニックの利用状況』によると、美容施術経験者は年々増加傾向にあり、2024年において過去最高値を記録した。
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