「袖を通した瞬間…」ワークマン≪疲労回復パジャマ≫が快眠市場の常識を変える?

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デザインはTシャツとパンツというオーソドックスな形。色は落ち着いていて、部屋着にも外出着にも使える。

メディヒール® リカバリールームウェア
裏地はツルツルかつサラサラ(撮影:筆者)
メディヒール® リカバリールームウェア
パンツの裏地はこんな感じ(撮影:筆者)

袖を通すと、裏地のツルツル感とサラサラ感に驚く。薄手ながらもペラペラ感はなく、軽やかで動きやすい。暑い時期は涼しく、寒い時期は重ね着で対応できる。

機能のカギは、生地に練り込まれた高純度セラミックス。体から放出される遠赤外線を反射して血行を促進し、疲労回復を助けるという仕組みだ。この技術は高級ブランドのリカバリーウェアにも採用されているが、ワークマンは独自の生産・流通体制で価格を大幅に下げている。

ユニクロでは「エアリズムコットンパジャマ」(上下4990円)、GUでは「ドライルームウェア」(上下約2990円)が人気だが、いずれも吸汗速乾や通気性といった快適性が中心で、疲労回復を目的とした素材は採用されていない。しまむらでは「快眠パジャマ」(上下約2000〜3000円)が販売されており、保湿加工や柔らか素材が特徴だが、血行促進機能はない。

こうして見ると、ワークマンは低価格帯で唯一、遠赤外線反射による疲労回復機能を搭載したブランドとして、差別化がはっきりしている。

3晩の着用で見えた変化

実際に「メディヒール® リカバリールームシャツ/パンツ」を3晩連続で着用してみた。

•1日目:袖を通した瞬間、ひんやりとした感触が心地よく、寝返りもスムーズ。翌朝は、わずかだが起床時のだるさが軽減されたように感じられた。
•2日目:大きな変化は感じられなかったが、肌触りの良さが入眠のしやすさにつながった。
•3日目:腰回りの重だるさが和らぐ感覚があった。ただし、この日は室温が高く、真夏の着用はエアコンとの併用が望ましいと感じた。
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