「下ネタありきの福山雅治だ」「ましゃなら仕方ない」との声も出ているが…福山雅治「不適切会合に出席」"世の反応"にモヤる訳
そうした背景があるため、“ラジオのノリ”を飲み会の場でも行っていただけだ、といった角度からの反応は少なくなく、「通常運転ではないか」と受け止める反応は、SNSを見る限り、むしろ多数派と言える。
筆者も、福山さんはそうしたキャラクターだとの認識があり、一報を受けて「さもありなん」と感じた。しかし、たとえ「商売上の下ネタキャラ」が定着していても、それをプライベートでも発揮していい理由にはならない。
ここで少しだけ擁護するとすれば、福山さん自身も大多氏らとの集まりを「仕事の一環」として認識しており、だからこそキャラを忠実に演じていた可能性はある。また、女性セブンのインタビューで福山さんが、下ネタを話す際には「自虐ネタ」に徹していると明言したように、同席者に対しては、本人なりに一定の配慮をしていたのだろう。
問題は「不快でも言い出しにくい環境」を作ったこと
しかしながら、その「環境」に問題があった。ラジオ番組であれば、他の局に変えるなどの選択肢があるが、上司(大多氏)から飲み会に呼ばれた部下(アナウンサーなどの社員)では、そうはいかない。
誰か1人でも「イヤだと感じても言い出しにくい環境」を作ってしまった時点で、責任が発生するのだ。
ましてや、新人アナウンサーが相手であれば、世代間ギャップも大きくなる可能性がある。報告書では、会合について「2005年前頃から年に1~2回程度開催されており」とあったが、終了時期は不明だった。しかし、女性セブン記事では、芸能関係者の談として、コロナ禍前の2019年ごろまで続いていたようだと書かれている。

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