「株主優待につられて大損も…」優待券で年間約400回外食店を利用する個人投資家が指摘する、正しい銘柄の選び方

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優待株投資をしている個人投資家の多くは、その銘柄のファンなので、業績が悪化し、株価が下落しても、「復活を信じている!」「優待があるからまあいいや」と塩漬けにしてしまいがちです。

しかし、優待株投資といっても、あくまでも投資。失敗したとわかったらさっさと見切りを付けるようにしないと、財産を大きく減らしてしまうことになりかねません。筆者は、長期投資目的の銘柄で、1年経っても上がっていなかったら売ることにしています。

“優待タダ取り”はアリか?

ところで、優待株投資というとよく話題になるのが、優待タダ取り。先日お会いした友人のNさんから、「優待株をたくさん持っているみたいだけど、優待タダ取りもやっているの?」と聞かれました。

優待タダ取りというのは、優待の権利確定日に現物買いと空売りを同時にやり、権利落ち日に空売りを現引きすることで、手数料以外のコスト負担なく優待だけをゲットするという取引です。

筆者の答えは、「やっていません」。タダで優待をもらえるなら利用しない手はないのでは?という考え方もあるでしょう。そういう考えを一概には否定しませんが、筆者は同意しません。

優待を(ほぼ)タダでゲットできて、投資家は大満足です。しかし、会社にとっては株主になってもらえるわけではなく、優待を支給するだけ。非常に迷惑な存在です。なので、近年、多くの会社が優待タダ取りを阻止するために、継続保有条件を付けるようになっています。

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