「株主優待につられて大損も…」優待券で年間約400回外食店を利用する個人投資家が指摘する、正しい銘柄の選び方
③ 最小単位で多数の銘柄に分散投資
1銘柄に集中して買うと、下落した時のリスクが大きくなります。また、優待実施企業の多くは、保有株数が少ないと優待利回りが高く、保有株数が多いと優待利回りが低くなるという条件設定にしています。
「卵を1つのカゴに盛るな」という相場格言の通り、分散投資が基本。リスク管理という点でも優待利回りの点でも、タイプの異なる銘柄を最小単元株数でたくさん買うようにするとよいでしょう。
④ 決算月や高値圏では買わない
よく「優待株投資は長期投資。買いのタイミングは重要ではない」と言われます。しかし、株価は特段の材料がなくても年間に3~5割上下することもよくあります。勝又さんのように高値で買うと、長期にわたって含み損を抱えることになるのでタイミングは重要です。
「○○ショック」は仕込みの好機
決算月は優待権利確定日に向けて上がりやすいので、避けるほうが無難です。また、昨今のような高値圏で買うのも考えものです。
なお、「○○ショック」と言われる時には優良株でも大きく下落するので、買いのチャンスです。ちなみに筆者はコロナ禍の2020年4月にトリドール(3397)サイゼリヤ(7581)など外食株を大量に買いました。
⑤ 1年間保有して上がらなかったら売る
買った株が順調に上がってくれればいいですが、下がることも多々あります。下がったらどう対応するべきでしょうか。
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