浜田宏が「アルヒ」でやろうとしていること

「グーグルよりも働きやすい会社を目指す」

アルヒは安定志向が強い金融市場に風穴を開けることはできるだろうか
アルヒは2015年1月にはデル日本法人社長や、HOYAの最高執行責任者(COO)などを務めた浜田宏氏を顧問に招聘。現在、同氏が経営の最前線で陣頭指揮を取っている。IT業界などで培った経験をもとに、安定志向が強い金融市場に風穴を開けることはできるだろうか。そのインタビューの後編。

なぜ「アルヒ」なのか

――必ず聞かれる質問だと思いますが、なぜアルヒという社名にしたのですか。

アルヒとは、英語でいうと「サムデイ」です。単なる住宅ローンの専門会社から、住生活のサービス業になりたいと。そして、その前提にあるのは、人が「ある日」、家を買おうという決定をするということ。また、人生では、ある日、結婚しようと決めたり、ある日、子どもが独立して、自活をしようと決めたり、ある日、この会社に入ろうと考えたりする。そして、ある日、子どもがいない夫婦2人の生活がやってくることになる。人生は、ある日決断して、ある日を起点に変わっていく。つまり、人生はある日の積み重ねなのです。人生に寄り添う会社になるということは、お客様の「ある日」を手伝いする会社だというわけです。

またARUHIには、ギリシャ語で「始まり」という意味もあります。ARUHIの真ん中となるUには、「あなた」の「YOU」もかけている。そして、Uの文字の空間には黄色を施し、光を表現した。ここには、新たな生活に光を満たす会社になる。光でいっぱいにするという意味を込めました。こうした強い思いが入った社名なんです。

――しかし、なんだか響きが変ですね(笑)

変なのはわかっています(笑)。たまにバカにされることもありますよ。でも、ドコモだって、auだって、ユニクロだって、最初は変な名前だなとみんな思ったはずですよ。しかし、時間とともに磨かれて、いろんな人の耳に入っていくうちに、変だと思う人はいなくなった。実態がついてくれば、みんなの口にのぼる会社になる。そのうちに、変にはならない。だから全然気にしていないですよ。

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