「この人に一生ついて行こう!」と思わせた上司の言葉。優れた上司は仕事ができない部下も褒めることができる
なかでも関係欲求を満たすために部下を認めることは重要であり、認めることの1つが「褒める」ということです。
ただ、これをお伝えすると、次のような反論が返ってくることがあります。
「褒めたいのはやまやまですよ。でも部下は当たり前のことしかしてないんだから、褒めようがないです」
中には「うちの部下のどこを褒めろというんですか! 褒めるところなんかないです!」と感情的に反論されたこともありました。
でも、本当に部下の褒めるところはないのでしょうか。
意識を変えれば「褒めるところ」は見つかる
人間の脳は、どういうアンテナを張って見るかで、目につくものが変わります。
一般的に上司は「どこかミスや漏れはないか、不十分な点はないか」というアンテナを張りながら部下の仕事ぶりを見ます。
そうするとミスや漏れ、不十分な点などの悪い点ばかりが目につきやすくなります。
その状況で「部下を褒めることが大事」と言われると、「うちの部下のどこを褒めろというんだ!」と反論したくなるわけです。
そのため、そういった反論をされた際は「どこか褒めるところはないかというアンテナも張りながら、部下の仕事ぶりを見ていますか?」と質問します。すると、ほとんどの方が「そのアンテナは張っていない」と答えます。
そこで「では、今後はそのアンテナも張りながら、部下の仕事ぶりを見るようにしてください」と宿題を出します。
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