米本社の翼に乗ったキャタピラー日本法人--三菱重工との合弁を完全解消


 「キャタピラージャパンは今後、アジアだけでなく、キャタピラーのグローバルな成長にさらに深くかかわっていくことになる」と、リチャード・ラヴィン成長市場グループプレジデントは完全子会社となった日本法人に期待を寄せる。

キャタピラージャパンの油圧ショベルの開発・製造拠点である明石事業所(兵庫県)とミニショベルなどの組み立てや油圧部品の生産を行っている相模事業所(神奈川県)は、今後キャタピラーのグローバル部門の直轄となり、「世界のマザー工場」(竹内社長)の役割を担うことになる。グローバルな効率化の一環で、相模事業所は今後数年かけて建機の品質のカギを握る油圧部品専用の工場に移行していく。

なお、キャタピラージャパン会長のアリ・バハジ氏は5月1日付で退任し、現キャタピラージャパン社長の竹内紀行氏(=上写真=)が後任となる。竹内社長はキャタピラーの日本地区を代表するカントリーマネジャーに就任することも決まっている。63年の日本法人の創設以来、日本人の幹部就任は初めてとなる。竹内社長は「キャタピラーを世界規模でさらに強い企業にしたい」と息巻いた。

(長谷川 愛 =東洋経済オンライン)

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