ビジネス書手がける「秀和システム」が法的整理へ…船井電機を買収後グループの経営混乱

ビジネス書などを展開する出版会社「秀和システム」(東京都江東区)が債務超過により、法的整理手続きに入ることが2日、わかった。1日に取引先に通知し、出版事業は他社に引き継ぐ方針。
東京商工リサーチによると、負債総額は約18億9300万円。秀和はIT入門書や業界研究本などで成長したが、近年は出版不況で業績が低迷していた。
2021年にはAV機器メーカー船井電機(大阪府大東市、破産手続き中)を買収し、秀和の代表を務める上田智一氏が船井電機の社長に就いた。
しかし、船井電機の事業多角化の中で買収した脱毛サロン「ミュゼプラチナム」の経営不振などもあり、上田氏は昨年9月に船井電機の社長を退任。船井電機も同10月に破産手続きを開始し、グループの経営が混乱する中で資金繰りが悪化して債務超過に陥った。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら