短期間でのシステム開発は、優先順位が重要 お客さんの要望をそのまま聞いてはダメ

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ぼへちゃんが任された前途多難なプロジェクトは、その後、どうなったのでしょうか。

まず大切なのは、どのようなシステムを作るか、という「要件定義」。新人さんがお客さんのところへ行って最初のヒアリングをしてきてくれたようです。

要件には、「絶対必要」「必要と思われる」「あったらいいかな」「次のフェーズで」
などの優先順位があります。ところが、新人さんのヒアリング一覧はS(絶対必要)とA(必要)しか見当たらない上、Sが8割を占めています。

「あかんや~ん」って叫んでしまうぼへちゃん。リリースまであんまり日数がないので、ここで、要件を絞り込む、優先順位の高い事にしぼって開発することが重要です。

とはいえ、お客さんにとっては、どれもこれもがなくてはならないものに見えちゃうんですよね。うまい具合に、優先順位を付けるよう導いてあげるのもヒアリングの中での重要なお仕事なのです。

新人さんには、そこをハンドリングするのは難しかったようですね。最初のヒアリングとはいえ、最初からベテランが行くべきだったのかもしれません。

次のミーティングで「絶対必要」「必要と思われる」をどうやったら、「あったらいいかな」「次のフェーズに」にもっていけるでしょうか。開発メンバーは4人しかいません。リリースまで、残された日数も少ないのです。ここからの巻き返しに注目です。

ぼへぼへ 某エンジニア

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Bohebohe

とあるWeb企業で働くインフラエンジニア。販売、営業、OLなどを経て、エンジニアに転向。SIerからエンジニア人生を始めて、現在はWeb系で働く。ベテランかと思いきや、ぼへぼへとしてたら年数経ってただけの中の人。だんな君もエンジニア。

 

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