「英語が話せる子供に⋯」「授業料の安さも魅力?」日本人も増加する「マレーシアへ教育移住」選ぶ人の"3つの理由"

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では、なぜマレーシアが教育移住先として選ばれるのでしょうか。

その理由を大きく3つにまとめてみました。

【理由①】「言語習得」に理想的な環境

子どもの将来を考え、「英語を話せるようになってほしい」と願う親御さんは多いのではないでしょうか。

2024年にベネッセが行った調査では、「英会話などの語学」は小学生に人気の習い事第2位、小学生の保護者が子どもに新たにさせたい習い事の第1位となっています。

マレーシアが注目を集めている理由のひとつに「英語が日常的に話されていること」が挙げられます。事実、マレーシアは世界的に見ても「英語力の高い国」なのです。

EF English Proficiency Index(EF EPI)2024年版によると、マレーシアの英語力は世界で26位、アジアではシンガポール、フィリピンに次いで3位にランクしています。

事実、街に出ると、ほとんどの場所で英語が通じます

道路標識などは公用語であるマレー語で記載されていますが、日常生活で英語が通じなくて困る、ということはほぼありません。

インターナショナルスクールでの授業は英語で行われますが、子どもが通うインターナショナルスクールの英語教師から「英語力は学校だけでは身につかない。日常的にどれだけ英語を使う機会に恵まれるかが非常に重要」と説明を受けました。

さらにその教師いわく、マレーシア人にとっても英語は「第二言語」であり、会話の中で細かい文法や発音のミスがあっても気にせずに話を聞いてくれる人が多いため、「英語に慣れない人にとって、初期のアウトプット環境としてはとてもいい」とのことでした。

また、実際にマレーシアに来て驚いたのは、マレーシア国内で話される言語の種類の豊富さ

マレーシアの民族構成はマレー系約70%(先住民12%を含む)、中華系約23%、インド系約7%となっており、マレー語、英語に加え、中国語(マンダリン)、タミル語などが話されています。

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