「大勢の前でプレゼン」する前に身につけておきたい、緊張しない・相手にきちんと伝わる話し方のコツ…大事なのは目線と話すスピード

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なお、日本語は母音をつけて発音しますので、「かぁ」「きぃ」「くぅ」「けぇ」「こぉ」のように、必ず母音の口の形で終わります。「あ」を開けるイメージを作っておけば、母音すべてにつられて開き、結果的に50音すべてに効果が生まれます。

早口になったら、リセット

『仕事で伝えることになったら読む本』
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話す前には、指2本をタテに入れて口をストレッチしておくとよいでしょう。

このように口を開ければ、結果的にスピードは落ちます。「ゆっくり話そう」という意識を行動に移すのは案外難しく、そう思っていても、いつの間にか早くなってしまうもの。一方、「口を開けよう」というのは、行動に移しやすいのです。

話を続ける中で、オーバースピードの症状が出てきたら、「よし。ここからまた口を開けよう」と考え、実践してください。なお、このリセットは、資料やスライドをめくるときに実践しやすいので、そこをリセットポイントに設定してみてください。

標準のスピードを体に覚えさせ、意図的にゆっくりと始め、リセットを活用しながらスピードをコントロールすれば、早口問題は解決します。

濱田 秀彦 株式会社ヒューマンテック代表取締役

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はまだ ひでひこ / Hidehiko Hamada

早稲田大学教育学部卒業。住宅リフォーム会社に就職し、最年少支店長を経て大手人材開発会社に転職。トップ営業マンとして活躍する一方で社員教育のノウハウを習得する。独立後はマネジメント、コミュニケーション研修講師として、階層別教育、プレゼンテーション、話し方などの分野で年間120回以上の講演を行っている。これまで指導してきたビジネスパーソンは5万人超。おもな著書に『仕事を教えることになったら読む本』(アルク)、『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』(以上、実務教育出版)、『「上司に話が通じない」と思ったときに読む本』(かんき出版)など多数。

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