"自然と力まず"に生きている姿を真似てみる…ネコに学ぶ「自分の心を疲弊させない」考え方

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ネコに学ぶ「自分の心を疲弊させない方法」とは(写真:neko/PIXTA)
「ネコは不得意なことをわざわざやりません。やる理由がないですし、それが自然なことだからです」。こう語る一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファウンダーの安藤俊介氏は、そうした気ままなネコの姿の中に、感情をコントロールするためのヒントが隠れていると指摘します。
本稿では、そんな安藤氏が提唱する「自分の心を疲弊させない考え方」について、同氏の著書『そんなに怒らニャくてもいいんだよ ネコと学ぶ心が軽くなる方法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「自分」と「相手」を同一視しないこと

【理想を求めるのは自由だが、相手にもこたえない自由がある】

相手に理想を求めるのは良いことなのか、してはいけないことなのかは、ずっと昔から言われていることです。ここではそれが良いことか、悪いことなのかは、いったん横へ置いておきます。

ただ、ここで言えることは、あなたが相手に理想を求めるのが自由なように、相手はあなたの理想にこたえる自由も、こたえない自由もあるということです。

逆も同じですね。誰かがあなたに理想を求めるのは自由ですが、あなたにはそれにこたえる自由もこたえない自由もあります。お互いに自由だけれど、お互いに理想に近づくことに合意があれば、その関係は健康的なものといえます。

その一方で、どちらかが無理やり理想を押しつけるようなことがあると、その関係は決して良いものにはなりません。中国の論語に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とあります。何事もほどほどがちょうどいいということです。

理想を相手に伝えるのは問題ありません。そのうえで相手がその理想についてどう思うか聞いてみることが大切です。

(出所:『そんなに怒らニャくてもいいんだよ ネコと学ぶ心が軽くなる方法』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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