【誰でも乗りやすい、最新スーパースポーツ発売間近】次世代フラッグシップとして注目が集まるヤマハ「YZF-R9」に熱視線

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WorldSSP参戦中のYZF-R9
WorldSSP参戦中のYZF-R9(写真:ヤマハ発動機)

ヤマハでは、従来、このレースに600cc・4気筒の「YZF-R6」で参戦し、10回の世界チャンピオン獲得などの記録を樹立。2025年シーズンは、より戦闘力を高めるため、マシンをYZF-R6からYZF-R9にチェンジ。2025年2月21~23日のオーストラリア大会レース1でデビューウインを飾るなど、開幕戦から好調な滑り出しを見せている。「公道で乗りやすく、レースでも強い」。WorldSSPでの活躍を見る限り、YZF-R9は、そうした幅広いポテンシャルの高さを期待できるマシンであるといえるだろう。

気になる販売価格は?

YZF-R1のメーターまわり
YZF-R9のメーターまわり(筆者撮影)

ほかにもYZF-R9には、高速道路などでアクセル操作なしで設定速度を維持できる「クルーズコントロール」システムも搭載する。この機能は、どちらかといえば、ツーリングで長距離走行などをする際に、ライダーの疲労軽減などを目的とする走行支援デバイスだ。あまりスポーツ走行には関係のないシステムだから、これも従来のスーパースポーツへの採用例はほぼなかった。

その点、YZF-R9の場合は、快適なバイク旅を楽しむための機能も備わっていることも注目だ。前述のとおり、公道のツーリングからクローズドのサーキットまで、幅広いレンジでの使い勝手や高いポテンシャルを持っていることが、このマシンが持つ大きな個性だといえるだろう。

往年の名車を彷彿とさせるヤマハ「XSR900GP」
往年の名車を彷彿とさせるヤマハ「XSR900GP」(写真:ヤマハ発動機)

なお、価格は未発表だが、たとえば、同じエンジンを搭載するネイキッドの「MT-09/SP」は税込み価格125万4000円~144万1000円。また、やはり同じ888cc・3気筒エンジンを搭載し、1980年代のヤマハ製レーシングマシン「YZR500」のイメージを継承したカウル付きスポーツ「XSR900GP」は、税込み価格143万円だ。YZF-R9も、これらに近い(200万円以下の)価格帯になることは予想できる。もしそうであれば、従来のフラッグシップYZF-R1/R1Mが税込み価格253万円~328万9000円だから、新フラッグシップとなるYZF-R9は、価格面でもよりリーズナブルになることとなる。

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筆者は、ツーリングとサーキット走行の両方が好きだし、スーパースポーツも好みのスタイルだ。そのため、個人的にも今とっても気になるのがYZF-R9。実際の乗り味はもちろん、発売時期や価格など、今後の情報が待ち遠しいバイクの1台だ。

 

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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