【誰でも乗りやすい、最新スーパースポーツ発売間近】次世代フラッグシップとして注目が集まるヤマハ「YZF-R9」に熱視線

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だが、YZF-R1/R1Mは、あまりにも動力性能が高すぎるため、かなり乗り手を選ぶバイクだといえる。実際にサーキットでYZF-R1Mに乗った経験もあるが、あまりにも加速性能が鋭すぎて、50歳後半の筆者では、視力の衰えなどで目がついていかない感じだった。

別カラーリングのYZF-R1
別カラーリングのYZF-R9(筆者撮影)

では、YZF-R9はどうか。まだ、試乗は実現していないが、筆者は、YZF-R9と同じエンジンを搭載するカウルレスのネイキッドモデル「MT-09」にも、YZF-R1Mと同じサーキットで試乗したことがある。MT-09の888cc・3気筒エンジンは、YZF-R1Mのエンジンと比べ、最高出力こそ81PSも低いが、そのぶんコーナーなどでの扱いやすさは抜群。とくに低・中回転域のトルクが太いため、タイトコーナーの立ち上がりでも楽に加速する。

ヤマハ「MT-09」
ヤマハ「MT-09」(筆者撮影)

また、コーナリングの出口から直線で多少ラフにアクセルを開けても、パワーの出方がマイルドだから、筆者の技量でもコントロール可能だ。なお、YZF-R9には、MT-09と同じく最新の電子制御システム「YRC(ヤマハライドコントロール)」を搭載。「スポーツ」「ストリート」「レイン」などの路面状況に合わせた走行モードを選択できることで、幅広い状況に応じ快適で安全性の高い走りを味わえるという。

YZF-R9の外観や車体

YZF-R1のリアビュー
YZF-R9のリアビュー(筆者撮影)

一方の外観。全体的なデザインは、YZF-RシリーズのDNAを受け継いでいることが特徴で、とくに顔付きは、YZF-R1の特徴ともいえるフロントカウル中央のM字ダクトを踏襲。そのダクト内にLEDヘッドライト、左右には切れ長のポジションランプも装備する。また、大型のウイングレットも採用し、高いエアロダイナミクス効果に加え、インパクト満点のフェイスデザインに貢献。エアロカウル+縦型テールライトなど、リアまわりのデザインもシリーズ共通のイメージに統一し、レーシーな雰囲気を醸し出している。

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