ドコモ独り負けで窮地 6年ぶり契約者純減も

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新規の契約者数がもともと少ない2月は、さらに厳しい数字となる可能性がある。業界内に「ドコモ契約者数の純減もありうる」との声もあり、危機感を強めている。純減となれば、6年ぶり2回目の非常事態だ。

先行きも楽観できない。総務省は2月末、ソフトバンクに900メガヘルツ帯の電波を割り当てると決めた。ソフトバンクは7月からこの電波を利用したサービスを開始。900メガヘルツ帯は山間部や建物内でも届きやすく、ドコモやKDDIの独壇場だった地方都市で契約者を増やす戦略だ。

ドコモは「iモード」のような独自機能を搭載できないアイフォーンとこれまで距離を置いてきた。が、その戦略を見直す日が近づいているのかもしれない。

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(本誌:麻田真衣 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2012年3月10日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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