首都圏特急・グリーン車「コスパがいい」のはどれ? 同じ料金でも意外に違う「シートの前後間隔」

通勤の際に少しでも快適に、ということで、普通列車のグリーン車に料金を払って乗る人は少なくない。東京圏では3月から中央線快速・青梅線にもグリーン車が導入された。大手私鉄各社も有料特急や通勤客向けの指定席車両などを運行しており、休日のレジャーなどでもちょっと(結構?)お金を払えば快適な移動ができる。
ただ、路線や車両によってその「ゆったりさ」は違うことがある。実は中央線快速のグリーン車は湘南新宿ラインなどと比べて、シートピッチ(座席の前後間隔)がやや狭い。同じ料金でもスペースが違うのだ。
中央線グリーン車は他線より座席間隔が狭い
座席の快適性はシートピッチだけが要素ではないが、くつろげるスペースの広さが重要なのは確かだろう。足元に荷物を置く際も広いほうが便利だ。
では、シートピッチが広くて料金が安い「快適でお得な列車」はどれか?首都圏JR・大手私鉄のグリーン車や特急列車を比較してみよう(基本的にJRグリーン料金はSuicaグリーン料金、特急料金はチケットレス料金で計算)。
まず、首都圏のJR線で最新の、中央快速線・青梅線の普通列車E233系に連結されている2階建てグリーン車を見てみよう。この車両はシートピッチが950mm。料金は50kmまで750円、100kmまで1000円である。駅でいえば、東京から立川(37.5km)までは750円、高尾(53.1km)までだと1000円だ。
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