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首都圏特急・グリーン車「コスパがいい」のはどれ? 同じ料金でも意外に違う「シートの前後間隔」

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ここまでJRのグリーン車や特急を見てきたが、東京圏では私鉄もさまざまな座席指定サービスを提供している。むしろJR東日本の通勤向け近距離特急は私鉄に影響された面も大いにあるため、こちらが本家本元ともいえる。私鉄の特急はシートピッチが1000mm以上のものが多く、50kmまでなら500~600円程度で乗れる列車も多い。

快適さで優れているのは東武の「スペーシア」だ。シートピッチは1100mmで、JRではグリーン車並みの座席だ。それにJRの特急普通車指定席と同じような料金で乗ることができる。西武池袋線の「Laview」もシートピッチは1070mmと広く、座りやすい形状の座席だ。池袋から西武秩父まで乗り通しても900円である。

西武の特急「Laview」はユニークな形の座席。シートピッチは1070mmと広い(撮影:尾形文繁)

ロマンスカーで一番広々しているのは?

首都圏の私鉄特急の代名詞的存在である小田急のロマンスカーは、実はシートピッチはやや狭い。地下鉄千代田線にも乗り入れる青いロマンスカー「MSE」や、展望席のある「GSE」は983mmである。

小田急ロマンスカー「EXE」のシートピッチは1000mmでロマンスカーでは一番広い。写真はEXEをリニューアルした「EXEα」の車内(撮影:尾形文繁)
ロマンスカーの中ではやや地味な「EXE」だが沿線通勤客の人気は高い(編集部撮影)

そんな中で注目なのは「EXE」だ。観光特急としての人気はいまいちな「EXE」だが、シートピッチはロマンスカー中で最大の1000mm。座席の座り心地など快適性の高さで沿線利用者には根強い支持があるが、こんなところもその理由の1つだろう。新宿駅―小田原駅間の特急料金はチケットレスで950円。JR湘南新宿ラインのグリーン車だと1000円だが、そもそも小田急のほうが運賃自体が安い。

【写真をもっと見る】快適そうなのはどの列車?JR各線の特急やグリーン車、シート間隔の広い車両が多い私鉄の特急など、首都圏を走るさまざまな列車の車内と座席

首都圏を走るゆったりと座れるタイプの列車は、一見似ていてもさまざまな違いがある。あなたがときどき利用する特急やグリーン車の「費用対効果」は他線と比べていかがですか?

【写真を見る】首都圏特急・グリーン車「コスパがいい」のはどれ? 同じ料金でも意外に違う「シートの前後間隔」(30枚)

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【【一覧表】首都圏の特急・グリーン車 シートピッチと料金比較】

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