ステランティスが「中国EV」をマレーシアで生産 既存工場を改装し、提携先の零跑汽車のEV導入

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ステランティスのマレーシア工場では、これまでプジョーおよびシトロエン・ブランドのエンジン車を生産していた(写真は同社ウェブサイトより)

欧州自動車大手のステランティスは、資本提携関係にある中国の新興EV(電気自動車)メーカー、零跑汽車(リープモーター、正式社名は零跑科技)のEVを東南アジアのマレーシアで現地生産する。

4月18日付のステランティスの発表によれば、同社がマレーシアに持つ既存工場に500万ユーロ(約8億円)を投じて改装を施し、零跑汽車の車両を組み立てる。2025年末までの生産開始を予定している。

合弁会社の経営権確保

ステランティスは2021年、旧グループPSAと旧フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が経営統合して発足。プジョー、シトロエン、フィアット、ジープなど多数のブランドを傘下に持ち、2024年のグローバル販売台数は約550万台と日本のトヨタ、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)、韓国の現代起亜に続く第4位につける。

零跑汽車との資本提携は2023年10月、ステランティスが総額15億ユーロ(約2429億円)を投じて零跑汽車の株式の約20%を取得した。その後、両社は合弁会社リープモーター・インターナショナルを設立し、ステランティス側が51%を出資して経営権を握った。

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