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《朝ドラ あんぱん》モデルのやなせたかし 東京高等工芸学校の入学後に担任から言われた「驚きのアドバイス」

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

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(写真: Graphs / PIXTA)
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」がいよいよスタートした。漫画家のやなせたかしと妻の暢(のぶ)をモデルにした物語である。やなせたかしといえば、子どもたちに人気の「アンパンマン」の作者として知られているが、ブレイクしたのは69歳のとき。30代でマンガ家デビューを果たして以来、長く不遇の時代を経験している。遅咲きだったやなせたかしは、いかにして飛躍したのか。『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。

入学早々に放たれた担任の「大胆な一言」

山手線の田町駅に降り立って1分ばかり歩けば到着する、その洋風の木造校舎に、18歳のやなせたかしは、どれだけ胸をときめかせたことだろうか。

「僕は今日からこの学校で絵の勉強をするんだ」

そんなふうに決意を新たにしたことだろう。苦手な数学の試験も見事に乗り越えて、やなせは1937(昭和12)年4月に高知から上京。東京高等工芸学校に入学した(記事『「数学が零点ではどうしようもない…」 《朝ドラ あんぱん》モデルの「やなせたかし」あまりに苦手すぎた数学の大胆戦略』参照)。

合格が決まったときは大喜びで、すぐさま合格手記を書いて「受験旬報」に送り、掲載されている。新しい学生生活への大いなる期待は、入学後も裏切られることなく、時が経つに連れて、ますますこの学校のことが好きになったようだ。

入学早々に担任から言われた言葉は、やなせを大いに驚かせた。

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