「トランプ関税」による世界の株価下落は終わった、次はいよいよ「トランプ減税で世界株高」の番だ

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ノルウェーとの会合に出席したトランプ大統領。すでに「関税の次」を考えているはずだ(写真:ブルームバーグ)

前回の「関税戦争『終結』を先読み、日本株の反撃が始まる」(4月14日配信)でも指摘したように、日経平均株価は2024年8月5日と2025年4月7日の「見事な2点底」を形成した。

日本株に「大きな援軍」が出現した

その後も日経平均は順調に値を伸ばし、4月11日時点で-6.7%もあった25日移動平均からの下方乖離率は、前週末4月25日時点では逆に+2.22%の上方乖離と、大きく景色を変えている。

もちろん、まだ75日移動平均線が位置する3万7335円、200日移動平均線の3万8089円と、突破しなければならない関門が複数存在しており、これらの株価に近づけば「やれやれ売り」という実弾が飛んでくるところだが、「大きな援軍」が出現した。それは、3月後半からの急落、「トランプ関税問題の本家」であるアメリカ株の底入れだ。

例えば多くのグローバルファンドのベンチマークになっているS&P500種指数は、急落の底と言える4月7日の終値5062ポイントから同月9日には終値5456ポイントまで戻った。しかし、ドナルド・トランプ大統領の「二転三転発言」の不安は消えず、同月21日には再び5158ポイントまで下げた。

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