時代に合わせて様々な“進化”を遂げた一方、行先表示器がいまだにLED化されておらず、運転席は緑色のままであるなど、登場時の雰囲気もところどころに残す1000系の0番代。だが、前述のとおり3000系が製造されるにつれて数を減らし、現在は残り1本となった。

太陽の塔に見守られながら万博記念公園駅に入線する大阪モノレール1000系の0番代(撮影:伊原薫)
開業以来の古参、最後の姿
「今までよく頑張ってくれたと思います。この04編成が活躍するのもあとわずかですが、最後まで安全運行を続けられるよう、気を引き締めて整備してまいります」(小田さん)
開業から35年間、大阪モノレールとその沿線の発展を支えてきた1000系0番代を、鉄道ファンの一人として、そして開業日から乗車してきた沿線住民の一人として、最後まで温かく見守りたい。

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