大阪モノレール1000系「開業以来の古参」最後の姿 1990年から活躍する「0番代」で残る04編成

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01編成から06編成まで(以降「0番代」)の最大の特徴は、その外観である。

「1000系のうち1994年以降に増備された車両(以下「増備車」)は、より丸みを帯びた前面となり、運転席側の窓ガラスも2分割式から1枚ものとなりました。その関係で、ワイパーの停止位置が外向きから内向きに変わっています」と、同社技術部の小田正憲(こだ・まさのり)さんが教えてくれた。

大阪モノレール車庫 3000系 1000系 2000系
車庫に並んだ歴代車両。左から3000系、1000系、2000系(撮影:伊原薫)

アナログな雰囲気の運転台

ちなみに、大阪モノレールはほとんどの鉄道車両や東京モノレールなどと違い、運転席が進行方向を向いて右側に設置されている。

これは、終点となる駅を除く全駅で進行方向右側にホームがあり、また当初からワンマン運転を想定していたことから、運転士が安全確認をしやすいようホーム側に運転席を設置したためだ。

大阪モノレール1000系0番代の運転台
1000系0番代の運転台にはアナログな雰囲気が残る。運転席は登場時から変わらない緑色のモケット(撮影:伊原薫)
【写真】0番代の行先表示器制御盤はダイヤル式、客扉の開閉スイッチも独特の方式だ。緊急時に備えて搭載してある「簡易トイレ」など、乗務員室をもっと詳しく見る
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