「稀代のダメ男」キャラから学ぶ “メタ思考”の真髄 読書は「自分を客観視すること」に繋がる

メタ思考が鍛えられる本の読み方をご紹介します(写真:kapinon/PIXTA)
本を読むとき、どんなことを意識していますか? ただ「面白かった」と思うのではもったいないです。ポイントをしっかり押さえれば、読書で自分の人生を変えていくこともできるのです。よりよく本を活用できる「メタ思考読書」を、おすすめの書籍2冊と共に解説します。
※本稿は『すごいメタ思考』から一部抜粋・再構成したものです。
「読書」は「人間通」に繋がる
人間関係の基本は「会話」にあります。
互いの考えや思いを伝え合うことで、相互理解が進んでいきます。
それがうまくいくかどうか、カギを握るのがメタ思考です。
なかでも重要なのが「話の文脈を押さえる」こと。
相手が話しているときに、その話の文脈から言いたいことを理解したり、感情を推し量ったり、言外の意味をくみ取ったりすることができなければいけません。
この場合のメタ思考は、「読解力」に近いものです。
こうした読解力は、名著とされる文学や小説を読むことで、大きく養われます。
名著とされる文学・小説は、どれも人物造形がすばらしい。
ありとあらゆるタイプの人間像が、鋭い洞察力をもって深部まで描かれています。
登場人物と触れ合うだけで、“人間通”になれる、と言っても過言ではありません。
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