スーパーセルCEO「任天堂の参入は大歓迎」 スマホゲーム、ロングヒットの秘密とは?
”墓場”の日本市場でどう戦ってきたのか
――パーナネン氏は以前、「日本市場は欧米の会社にとって墓場」と話していた。日本市場の手応えはどうか。
そう話したのを覚えている。海外企業が日本で苦労するのは今でも変わらない。今、日本はゲームのクオリティが本当に高いし、特に開発者の才能は世界に比類なき高水準だ。また、プレイヤーの要求も非常に高い。日本のゲーム業界は世界最高レベルだと思う。
われわれもそれに合わせて戦ってきた。配信開始以降、売り上げランキング上位10アプリに食い込む、数少ない外国のゲームという立ち位置を維持できているのは、よくやってきたなと誇りに思っている。ただ、日本ではまだ新参者。10年、20年、30年と長い時間をかけてじっくり成長していきたい。今までやってきたことは1%程度に過ぎない。本当にこれからだ。
――今回、東京ゲームショウに初出展した理由は?
日本はいつも意識している重要なマーケットだ。僕自身も任天堂のスーパーマリオなど、小さい頃から日本のゲームのファンだったので、思い入れはすごく強い。日本の素晴らしいゲーム企業と一緒にショウに参加できることは栄誉なことだ。プレイヤーに直接お礼を言いたいし、われわれのゲームに触れたことがない方にも楽しんでもらう機会ということで、大きな展示ブースで参加することに決めた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら