ソフトバンクが1515億円で射止めた"金の卵" あの「パズドラ」を超える人気を誇るスーパーセルとは?
世界を席巻するスマホ向けゲームアプリの両雄が、電撃的に手を組んだ。
ソフトバンクとガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)は10月15日、両社が共同で設立する特別目的会社(SPC)を通じ、ゲームアプリの新興企業、スーパーセル(フィンランド)を子会社化すると発表した。
スーパーセルはソフトバンクグループ入り後もフィンランドに拠点を置き、SPCもフィンランドに設立する。SPCにはソフトバンクが80%、ガンホーが20%出資し、孫正義(ソフトバンク社長)、孫泰蔵(ガンホー会長)兄弟らがスーパーセルの取締役に就任する。
同SPCが取得する株式の比率は議決権ベースで51%、取得金額は約1515億円(1米ドル=99円換算)。ソフトバンク、ガンホー両社の取締役会決議を経て、10月下旬から11月上旬までの間に買収が完了する見通しだ。今回の買収によって、スーパーセルはソフトバンクの連結子会社となり、ガンホーにとっては持分法適用関連会社となる。
スーパーセルとは何者か?
スーパーセルは、スマホゲーム業界関係者の中では知らない人がいないほどの有名企業だ。2010年5月に現CEOのイルッカ・パーナネン氏らが設立。経営陣には多くのゲーム会社出身者が名を連ねる。
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