【輸入車ナンバー1】第4世代「ミニ」発売から1年を経た今「売れている理由」を解き明かす

日本では、昭和の終わりから「ミニ」の人気が高かった。2001年にBMWの手によってモダンなクルマに生まれ変わってからはさらに人気が高まり、近年では輸入車モデル別ランキングで長くナンバー1を守り続けている。
そんなミニの最新モデルは、BMWが手がけるミニとして第4世代にあたり、2023年11月からミニ各モデルが順次、日本で発売された。発売から1年以上を経た今、その売れ行きと人気の理由を探ってみよう。
第4世代となった新型が2024年1月に登場
現代のミニは、1959年にイギリスで誕生したミニという名車を、BMWが2001年に復活させたモデルだ。日本では、2002年より販売されている。
そのためイギリス発の古いモデルを「クラシックミニ」と呼び、BMW世代を「ニューミニ」や「BMWミニ」と呼ぶようになっている(以後ニューミニと記載する)。
日本においてミニは、クラシックミニ時代から人気が高く、そのイメージを現代的にアレンジしたニューミニに関しても、2016年から輸入車モデル別新車登録ランキングでナンバー1を維持し続ける人気ぶりだ。

今回、取り上げる第4世代は、先代モデルの登場から10年ぶりとなるフルモデルチェンジであり、その売れ行きは気になるところ。
2023年11月の「ミニ・カントリーマン」、2024年3月の「ミニ・クーパー3ドア」……と各ボディタイプが順番に発売となり、2024年暦年の販売台数は1万7165台とあった。
2位となるメルセデス・ベンツ「GLC」が7047台だから、2倍以上となる文句なしのナンバー1だ。2016年から9年連続という、連覇記録も伸ばした。

ただし、2023年の販売は1万7796台であり、10年ぶりのフルモデルチェンジであるにもかかわらず前年同レベルにとどまっている。ニューミニの過去最高が2018年の2万5983台であることを考えると、2024年の数字はやや寂しいともいえるだろう。
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